[2013.10.23]発達障害コミュニケーション指導者初級認定講座くらしき開催報告


一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会主催
発達障害コミュニケーション指導者認定初級講習会が開催中!!

※本資格は平成25年、広島県でスタートした新しい資格です。すでに、大学、短大、専門学校などの教育機関や、医療・福祉施設より期待されている資格です。平成25年5月に第一回認定講習を開催し、約500名の受講生がともに学んでいます。

認定講習会での認定講習5部門を受講し、レポート提出後、認定申請をすることで初級が認定されます。


発達障害コミュニケーション指導者初級認定講座くらしき開催報告

開催日時:10月11日(金)18時45分から20時45分
開催場所:倉敷健康福祉プラザにて開催しました(参加人数29名)。

以下はご参加の皆様からのアンケートを元に【医療系】【福祉系】【教育系】【保護者】に分類し表記しております。

医療系感想

医療系50代女性

障害を勉強すると言うよりも その人らしさ、人として良いところを見ていくことが大切だと思いました。療育は「早く始めていて良かった」ということは個人の要因に加え家族の関わり方、国や周囲の環境を整えていたからだと思いました。いまだに専門家と称して、個別的な子どもだけの関わりにしか目が向いていない療育をされています(もう30年も)困っていることは先送りとなり予後は良くないです。DVDとは思えない河野先生の講座でした。終了後思わず拍手しそうになりました。(やさしさと温かさが伝わってきました)

医療系40代女性

分かりやす例をあげてくださったので、イメージしやすくて良かったです。仕事で発達障害の子どもたちに出会う機会が多いのですが、こういうケースの場合どのように接したらいいのか悩むことがあったので、このような講座に参加することで自信がつきそうです。今後ともよろしくお願いいたします。

医療系50代女性

仕事の上でPDDの人に接することが増えてきました。良い環境が与えられるようになれればと思います。

医療系50代男性

教育関係者は元より 対人業務に携わる人特に人事関係、管理職には有用な内容と思います。我が家の子育てにも有効と思います。人ごとではないかも。

保健師30代女性

DVDを見て講座という形は初めてでしたが、すごく河野先生の思いが伝わってきました。個人の要因だけでなく療育環境・社会環境が大きく関係していることを再確認しました。療育環境や社会環境に関わることのできる仕事に関わっているので、誇りをもって仕事をしていきたいと思います。

保健師50代女性

DVDによる学習がどんな感じなのか、河野先生のライブでの講座との満足感と差があるようではないかと思っていたが、杞憂に終わった。DVDの話にぐいぐい引き込まれていった。何度聞いても、いつ聞いても大事なことを大事だと思わせて頂いた。発達障害について分かったつもりにならないこと、分からないことがまだあるはずだと真摯な態度で探求することが必要なのだと思う。第2回の講座も期待しています。

その他50代女性

とてもおもしろく学ぶことができました。DVDでの学習でしたが、先生がここに来ていただいている様に聴くことがききました。

福祉系感想

福祉系30代女性

発達障害の人の支援のゴールが本人・周囲が困らないようにすることがゴール」というところが、一番自分の中でしっくりきました。何の為にというところ ゴールが見えたことで、今関わっているケースにも何とか関われそうです。その子のニーズを確認して、保護者をつなぐ役割をつなえていく。その子のその特徴をどう生かし、生活するかを相談していきたい。

福祉系30代女性

幼児期の療育に携わっていますが、今日の講義でもたくさん幼児期で大切にしなければならない点があげられていて、大変参考になりました。保護者の方に「上手に子どもの状態を伝える言葉」を日々悩んで探している状態でしたが、いろんなヒントを頂いたので、より分かりやすく共感を持って伝えられるように工夫していきたいと思います。ありがとうございました。津守先生の体験のお話も大変参考になりましたので、また次回も楽しみにしております。よろしくお願いいたします。

福祉系20代女性

職場の講演以来2回めの河野先生のお話で前回よりも、またさらに理解を深めることができました。DVD学習に不安も感じていましたが、いざ始まると短時間の中にとても凝縮された内容だったと思います。レジュメ通りの学習展開がとてもわかりやすくありがたかったです。残り4回をしっかり学んでいきたいと思います。

福祉系30代女性

仕事のあとの2時間はしんどいかなー しかもDVDだしと思っていましたが、本当にあっという間でした。今回のものは自分の中で確認できたり復習したり忘れていたのを思い出したり整理できたり、もう一度家に帰って早急にまとめてみようと思います。(そのぐらいドーパミンが出たというか。)津守さんのお話も おもしろい(興味深い)ものでした。ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

福祉系20代女性

ハッとすることや、やってしまっていることが多々あり、反省です。今日知った・改めて認識したので、した方がいいと思ってしていなかった環境設定・整備をまずは行っていきます。支援の仕方も、また見直していきます。

福祉系50代女性

日々療育に携わっているので、今日は再確認をさせていただきました。又保護者の相談をうけることが多いのですが、その中で伝えることのポイントを教えて頂きました。素敵なアドバイス方法も教えてもらったような・・これからも頑張って研修うけて勉強したいと思います。ありがとうございました。

福祉系20代女性

発達障害の特性についてのお話や研修は何度か聞いたことがありますが、今回の内容を聞かせて頂き、また新た視点を持つことができるおうになりました。

福祉系40代女性

発達障害のお子さんと日々関わっています。今日あらためて勉強させて頂き、子ども達一人一人の困っていることは何か適切な対応を考えたいと思いました。幼少期の関わりはやはり大事ですね。毎回学ぶのが楽しみです。

福祉系30代女性

講義とはいえ、エピソードが多く入っていたので、聞きやすかった。発達障害のメカニズム、内訳など、再確認できてよかった。後半がちょっと早くなり、ついていけなかった。仕事柄、お母さんとのやりとりが多く、少しずつだが、発達障害について根拠ある形で話を聞いたり、話し合ったりできそうに思うので、復習をしていきたい。最後の褒める話は、とても共感します。私も通勤途中の中学校の先生が、遅刻ギリギリの生徒達に校門のところで「おーい まにあうぞー 走れ」と叫んでいて、関心します。「おーい、まにあわんから走れー」だと、子どもは走らないと思います。何事も伝える側の工夫が大切だと思いました。

福祉系60代女性

色んな所で発達障害の講義を聞いてきました。聞く度に新たにうなづけることがあるように思います。以後の法制度や医療の方に興味があります。

福祉系20代女性

障害の特徴はよく話の中で聞いていましたが、AD/HDは殻をかぶった姿や多動の要因に糖分が関わっていたり等、普段の話の中では伺うことの少ない話が聞けてよかったです。一人ひとりの子にとってベストな対応をすることの重要さを再確認できました。

福祉系20代女性

AD/HDのからの話がとても印象的でした。薬を飲んだことで落ち着いたのではなく、本来のその子の姿という言葉が印象的でした。また、河野先生が子どもさんにかけられた「先生を信じてくれたから、僕もあなたを愛している」ということばとても素敵でした。日々の療育で、子どもたちと向き合っているようでついつい大人の自己満足のようになってしまっているのが現実です。そのような言葉や態度を日々子ども達や保護者の方に私も
伝えていきたいと思いました。

教育系感想

教育系50代男性

DVDの編集が上手く、臨場感があり良かったです。

教育系50代女性

小学校の支援員です。講座を聴いていて、ほとんどのケースで子ども達の顔が浮かんでいきました。学校でも詳しい方は少なく、集団に合わせることが目標なので、子ども達は叱責されることが多く、毎日混乱によりそっています。疑問だらけですが、先生方にうまく伝えられないのできちんと勉強して伝えられる人にないたいです。私自身も今まで落ち着かせて勉強させることを目標としていて、うまくいかなくて自身をなくす日々ですが、今日の講座で、それだけでないのがよくわかりました。これからも楽しみにしています。

教育系50代男性

DVDの内容もためになりますが、大島教室のお兄さんのエピソードがおもしろいです。またどこかで使えそうです。医学的な知識が増えてよかったです。DSMーⅤの訳が出たら早く読みたいです。

保護者感想

保護者50代女性

子どもの行き先を求める支援をやってみたいです。

保護者30代女性

普段あまり目にしたり聞いたりしない言葉AD/HD・アスペルガー障害など発達障害に関する言葉が多く出てきたので区別するのが難しいです。自閉症の特徴などを聞いて息子とかぶる所「ただいま」「おかえり」を逆に言うと聞いて、小さいころを思いだしておかしかったです。

保護者30代女性

話は楽しく聞くことができました。ビデオの中の言葉で知らない言葉も多く出てきたので、書き取るのに大変でした。もっと詳しく知りたいです。勉強不足な所が多くあるのでついていけるか少し不安です。自分の子どもに対してすぐに役立てようというお話も聞けてよかったと思いました。

保護者40代女性

多少成長がゆっくりでも、その子なりに少しずつは成長しているんだから、いいのではないかと思っていましたが、特にコミュニケーションの発達の面においてはそうではなく、いかに早く伸ばしていくかが、コミュニケーションの学びの面において大切かということが分かりました。発達障害は環境的要因で左右されることが大きく、そこをいかに重要かといくことを改めて感じました。どこを目指していくかが少し、漠然としていて終わりがないような気がしていましたが、「その行動のために周囲や本人に不利益が生じていることがなくなることが一つのゴールだとお聞きして、また前向きな気持ちになれた気がします。