２０２４年年始の挨拶

　～　AMWEC新年のご挨拶　～

　新年明けましておめでとうございます。AMWECも設立13年目を迎えます。
AMWEC会員、団体会員の皆様におかれましては、日頃よりAMWECの活動にご理解ご支援を賜り感謝致しております。
　昨年は、新型コロナウィルス（covid-19）とのポストコロナ時代を迎え、日常の交流が再開されました。マスクの着用の義務化も廃止されました。一方で、コロナ禍の中で普及したリモートでのコミュミケーションも一般化してきました。文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」では、全国の小中学校で2022年度に学校を30日以上欠席した不登校の児童生徒は前年度から５万人以上増の29万9,048人となり、過去最多を更新しました。文部科学省から発表された、　通常学級で学習面又は行動面で著しい困難を示す児童生徒の割合が、平成24年全国調査6.5％に比べて令和4年には8.8%と増加しております。この状況の中で私たちが取り組んできたコミュニケーションの振興が、より重要性を増してきております。AMWEC（一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会）は、2011年の設立以来、日本の医療・福祉・教育に携わる人の対人コミュニケーション技術の向上に貢献してきております。また、発達障害児者の支援に対して、医学的に正しい知識と実践的な指導法を広めるために発達障害コミュニケーション指導者認定講習会や教材製作を行い、「コミュニケーションの振興で日本の未来を変える」という言葉の通り、この分野でのトップランナーとして邁進しております。
　発達障害コミュニケーション初級指導者は認定者が6,876名、中級指導者は512名、上級指導者は84名が、2023年12月末現在で認定されています。さらに、コミュニケーション検定5級～1級認定者は630名を超えております。全国の会場でのライブ講習会も再開され、ハイブリッド講習会、オンライン講座も含めて、実施されております。対面講習も含めて、今年の各種認定講座の日程も発表されておりますので、ぜひAMWECホームページ等でご確認ください。
　会員特典である魂磨塾や、上級取得者の皆さんのご希望に応えて始まった3年目を迎える発達障害コミュニケーション上級指導者交流会も、一部ハイブリッドでの開催となりましたが、これまで受講が難しかった方々やコロナ禍の中移動が困難であった日本全国の方々からも内容が深くて良かったと多くの感想を頂いております。
　一方、LD（学習障害）の子どもたちのトレーニングに効果的なカラーマスシリーズや自分の気持ちを伝えにくかったり作文が難しかったりする子どもたちのトレーニングに使える私の考案したひとこと日記帳も、Eテレや書籍、各種WEBサイトでも取り上げられて、大変好調で売上を伸ばしております。
　多くの方々と全国を回って交流が難しい現在、私や津守理事が行ってきた全国の方々との繋がりを生で感じる交流の場として、2万7,000名のフォロワーを有するKZCLUBSALONやセブンドリームツモツモオンラインサロンなどからの配信を通じてこの活動の輪を広げていきたいと考えております。是非、皆さんも同じ方向を向いて発達障害の医学的に正しい知識を学び、コミュニケーション技術の向上を目指してまいりましょう。
　世界を見渡せば、大きな変化が起きてきております。ポストコロナの中で世界中の人々の自由な交流が再開された中でも、次々に戦火が広がり、平和が貴重な時代となりましたが、希望を見出し、日本の未来を変え世界平和に向けて学び続けましょう。　　
　ライブ講座に加えて、オンライン講座やハイブリッド講座など各種認定講習会にご参加ください。是非とも皆さんと直接お会いして、セミナーや魂磨塾などで直接お会いできる機会を広げていければと思っております。

　2024年元旦
 
一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会
　　　代表理事　河野　政樹