~ AMWEC新年のご挨拶 ~
「新年明けましておめでとうございます。」2020年は、新型コロナウィルスにより、世界中が人と人との分断を迫られる年となりました。外出や行事の自粛、そしてソーシャルディスタンス、マスクの着用など人と人とがコミュニケーションを行うには、大変厳しい状況になりました。その反面、リモートによるコミュニケーションが盛んに行われるようにもなりました。リモート勤務が一般化することで、大都市への一極集中が緩和される可能性もあり、ひとつの環境問題の解決策に繋がる可能性もあります。
一方で、子どもたちのコミュニケーションの成長には、大変危惧する面もあります。乳幼児期に大人の口元を見て覚える言葉や咀嚼の仕方などが保育士さんや幼稚園教諭がマスクをつけることで学べなくなる可能性があります。家庭においても養育者がスマホに目が行くことでコミュニケーションが育ちづらくなります。
また、子どもたちが自粛のために、ゲームや動画に依存してしまい、バーチャルな世界の誘惑や顔の見えない相手からの攻撃を受ける可能性も高まっており、危険な状況にもあります。
2021年は、1年延期された東京五輪の年となります。五輪はスポーツの祭典でもあり、世界平和実現の1つの手段でもあります。AMWECは、コミュニケーションを通じて、日本の未来を変え、世界平和を目指す活動を今年も展開して参ります。コミュニケーションを学び、それを大切に伝えていくことが皆様の素敵な未来へと繋がりますようお祈り申し上げます。
AMWEC(一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会)は、2011年の設立以来、日本の医療・福祉・教育に携わる人の対人コミュニケーション技術の向上に貢献してきました。現在、発達障害コミュニケーション初級・中級・上級指導者認定、コミュニケーション検定(1級~5級)認定・コミュニケーション検定指導者初級・中級・上級の認定に加え、公認メンタルトレーナー資格取得者の認定もされております。
現在、発達障害コミュニケーション初級・中級・上級指導者認定、コミュニケーション検定(1級~5級)認定・コミュニケーション検定指導者初級・中級・上級の認定に加え、公認メンタルトレーナー資格取得者の認定もされております。発達障害コミュニケーション初級指導者は、認定者が5,000名、中級は300名を超え、上級は28名認定されています。コミュニケーション検定5級~1級認定者は500名を超えております。
全国から「受講して良かった。」「知人に紹介したい。」「子育てが楽になった。」「近くで行っている講習を教えてほしい。」などの声を多数いただいております。オンライン講座は、新たに初級、中級を充実させ、「AMWEC認定発達障害コミュニケーション指導者講習・オンラインレインボー教室」も子育てしながら学びたい、遠方なので実際の会場に出向けない方々に喜ばれております。
全国で行われていた地域講習会の多くがコロナ感染拡大の為に中止を余儀なくされ、実習を伴う研修も行うことが難しい状況となり、AMWECの事業にとって厳しい1年となりました。しかしながら、コミュニケーション初級指導者講習DVD5巻セットを新しい内容に更新し、発達障害コミュニケーション中級指導者講習シリーズ11部門のDVDセットも完成しました。中級指導者の取得を目指す方が多くなり、実習の受講方法についての要望が増えたために、今までの実習履修者は3部門の実習取得の証明、そして、オンライン講座、DVD中級シリーズを視聴した場合も自習による実習レポート3部門提出と実務経験証明書1年の提出により発達障害コミュニケーション中級指導者認定が取得できるようになりました。
また、講座の多くをリモートで行ったり、ハイブリッド開催にしたりすることも認めることにして、今まで受講しづらかった発達障害コミュニケーション中級、上級指導者講習に参加できたと喜びの声も聴かれております。
コミュニケーション検定資格講座につきましては、メディックスコミュニケーション(共同運営:株式会社光の虹・TSUMORI LLC)との連携を継続し、今後もコミュニケーション検定1級~5級の講座についてもコロナ感染対策を十分に行い、展開してまいります。リモート開催やハイブリッド開催も積極的に取り入れていきます。
また、これまで同様に全国への展開を広げていく所存ですので、ホームページ等でご確認ください。
ぜひ、コロナ禍の時代であるからこそ、コミュニケーションの価値は増しています。
皆さんも同じ方向を向いて発達障害の知識を学び、コミュニケーション技術の向上を目指していきましょう。そして、日本の未来を変え、世界平和に向けて学びましょう。全国の各種認定講習会にご参加ください。
お待ちしております。
2021年元旦
一般社団法人日本医療福祉教育コミュニケーション協会
代表理事 河野 政樹