(認定実施校:安佐准看護学院34期生 河野先生 2013年9月6・7日)
AMWEC認定コミュニケーション5級セミナーの学び・気づき・発見
コミュニケーションとは
・コミュニケーションで大事なのは、“どう受け取ったか、どう受け取られたか”である。その前提として「人と人とは違う」「色々な感じ方がある」ことを必ず知っておく。
・言葉はどう言ったかではなく、相手がどう受け止めたかで伝わり方が違うことを知った。「えっ。言ったじゃん」というよくあるケンカは、相手が違うように受け止めていた可能性がある。
・言ったか言わなかったかではない。伝わったか伝わってないか」伝達で必要なことは「内容を相手がどのぐらい理解したか」を確認することが重要だとわかった。
・コミュニケーションの成立は、適切な発信行動が取られたというだけではなく、発信を的確に理解しているかどうかの点にかかってくる点に同感した。私の場合非言語の方ばかりに集中して人と会話をしていたと改めて思った。同時に自分自身の本質的な部分を隠すようなコミュニケーションしかとっていなかった。それは、自分がラポールを創るようなコミュニケーションをとろうとしていなかったことに気づいた。今後はラポールを意識して人とのつながりを創りたい。
・コミュニケーションは、人と触れ合うこと、人と関わることぐらいの認識だったが、性格というものとは別の“技術”のひとつであることがわかった。
・コミュニケーションを図るためには、マナーが必要だとわかった。相手の顔を見ることもつい顔を見ず返事をしていたと反省した。
・小さな声で囁くように話すと相手に影響を与えることがわかった
・話す内容より、話し手側の声のトーンや話し方のリズムなど雰囲気によって聞き手の受け止め方が変わる
・非言語の部分が相手に伝わる印象や意味を変えていることに気づいたので、もっと表情やジェスチャーを豊かにして相手に的確に理解をしてもらうように気をつけます。
・自分のペースで、自分本位で会話を進めてはいけないと思った。
・コミュニケーション能力には自信がなかった。どんな言葉でも伝えようとする意思があれば相手に受け取ってもらえると「ほにゃらら」の会話で発見した。
・以前私と話すと眠たくなると言われたことがあった。何のリズムや音程もなかった。大切なことや強調したいことは強めに話す、小声で話すなど試してみて、相手の興味を誘う話し方を身につけたい。
・上手に話すことを考えるのでなく、相手と向き合うこと相手を受け入れることの大切さを感じ取ることができた。
・コミュニケーションの取り方も個人個人で差があることがわかったので、自分が良いから相手にするのではなく、しっかり相手を観察して、患者様がよりコミュニケーションを取りやすい方法がとれるように観察に重点をおいて実習に生かしたい。人は五感で物事をとらえることがわかった。
・握手ひとつでも気持ちの持ちようで違いがある。自分がへそに集中して行うと重みがあり、真を感じ取れた。
自分を知る
・気持ちの込め方、考え方が同じでも、受け取り方、感じ方の違いを体験でき、何度も自分を見つめ直すことができた。たくさんの反省点があり、自分の考えや方向性や流れが前よりはわかった。相手と自分の壁を薄くし、一歩一歩相手に歩み寄っていきたい。
・人の前に出てみて緊張して、自分の気持ちを相手にうまく表現できない自分に気づいた。自分の思いを伝えるためには、自然の流れに身を任せることだと学んだ。自分が自然な笑顔で相手とコミュニケーションをとっていきたい。
・友人との間や職場ではコミュニケーションが得意な方だと思っていたが、自分本位で話していたことに気づいた。話をするのは楽しいが、聞くのは苦手だった。自分の弱点を知ることができた。そして、コミュニケーショ能力を身につけると自身の身や心を守ることを知った。
・人に言われて傷つくのは、自分もそうだとわかっているから傷つく。自分がわかってないなら、この人何を言っているんだろうと思うから。
・今まで自分を変えたいと思っていても、どう変えていいのかわからずという感じだったので、多くのヒントをもらった。3つの代表システムを意識することやアウトカムを実現できるようカレンダーに日付けを入れていこと思う。
・「自分の基準を持つ」目標に対して、相手にとって大切なことを聞き、重く深く心に受け止めながらも自分の立ち位置を考え、感情的になることなく動じない自分を持ち、態度に示すことが大切だと学んだ。そして、それが信頼につながる。今後は自分の軸を鍛え信頼を得ることができる看護者になろうと思った。
・自分の価値観が正しいと思い込みがちで、それを人に押しつけがちである。そして、自分の価値観の枠外にある人を「変わった人」と思ってしまう。そんな自分にうすうす気づいていたが、これからは、人には価値観がそれぞれあることを意識して頑張りたい。
・2日間の講義を受けて、自分に新たな発見があった。クラスの人や先生を知ることができ親近感が湧いた
・気づいてない自分の特徴や傾向がわかった。セミナーで学んだ色々な立場や角度から自分だけでなく相手を立場も考える、ラポールを意識して心と心を通わすことができるように努力していきたい。
・びっくりの連続だった。私の知らないことを知れた。
・私はコミュニケーションが苦手だと思っていた。そのわけがわかった。私は常に人から嫌われていると思い込んでいた。そのマイナスな思い込みで人間関係が苦手になっているのかもしれない。プラスの思い込みができれば、私の人生も豊かになるかもしれないと思った。
・気持ちを大きく、しっかり相手を見ることの大切さを学ぶことができた。自分の迷いを分析することができた。
・上の子どもについ「1人でできるでしょ」などと言って下の子に手をかけていた。寂しい思いをしているのはわかっているので、帰ってすぐに抱きしめて「大好きよ」と小声で囁いてみた。久しぶりにあんな嬉しそうにしている娘を見て、今回コミュニケーションを学べて良かったと思った。親子関係においても良好な関係ができると確信した。
・セミナーを受けて一番思い浮かんだのは、「娘」でした。圧倒的な立ちの違いから「私視点」の教育やコミュニケーションしかできていませんでした。その立場の違いすら自分勝手に決めつけていることで、実際は私が娘に教えてもらい考えさせられ、感動させられ、支えられ、背中を押してもらっているのに。親が偉いなんてどの辞書にも書いてないのに。なので、ラポール、ニューロロジカルレベルを特に意識して、今後娘と生活していきたい。「誰もみな対等」娘にできずして他人にできるわけがないので、まずは娘、家族とのコミュニケ-ションを考え直すきっかけになり良かった。
代表システム
・視覚、聴覚、体感覚のどれが優位かで伝わり方が違ってくる。感覚がマッチしないことで誤解が生じたりする。相手はどの感覚が優位なのか知り、相手が正しく受け入れられるような投げかけをしていきたい。
・自分は、伝える時には視覚を使い、聞く時には体感覚を使っていることがわかった。聴覚を使って理解できるようになりたい。
・自分が体感覚優位だとわかり、視覚と聴覚が弱いということがわかった。視覚と聴覚を鍛えて実習に臨みたい。また、クラス全体が体感覚優位だとわかったので、体感覚を意識してコミュニケーションを取るようにしていきます。
ラポール
・バックトラッキング、ミラーリング、ペーシングという割と簡単な技術。コミュニケーションの第1歩はとても小さなことからだと思った。
・思い込む効果を知り、人の話を聞くが苦手と感じていた私には、とても始めやすい内容だった。相手に合わせるペーシングは、実例を出してくださり、わかりやすかった。キャビンアテンダントやホテルマンとは違い医療の世界は、一回きりの出会いではなく、長く付き合う関係が多く、信頼関係を築くうえでとても大切だと思った。ゆっくりの人はゆっくり、広島弁の人は広島弁、職場では敬語を使いプライベートとの区別をしっかりつけるなど考えると人間同士の関わりは面白いなと思いました。ひとりひとり感じ方が違うので、相手のタイプを見抜く力も身につけたい。
・ラポールを作るには、思い込みが大事
・ラポールを創りだすには、親しみやすさや安心感が大事だとわかった。
ポジションチェンジ
・「相手の立場になって考える」を体験できた。今まで難しいことだったのに椅子を変えること、深呼吸をして意識することで、こんなにも相手のポジションに入れるのだとわかりました。1人でもできるので「理解できないな」と思う対象がいたら、この技術を使って少しでも理解できるようになりたい。また、そうすることが「相手の思いに寄り添う訓練」になるのではないかと思った。
・行う前は、腹が立つ人側になっても言う言葉がないと思っていたが、いざその立場に立つと不思議とスラスラ言葉が出た。結果お互いが悪いとわかった。
・今までと違う色々な立場に立つことで、今までと違う考えをすることができた。相手の考えや第3者の考えをすることによって、自分を客観的にみることができた。
・自分の悩みはすべて相手のせいにしていたが、相手の立場になって自分を見つめると自分がとても幼稚で醜い生きものに見えた。第3者になってみるととてもバカらしい悩みに思えた。立場を変え、冷静に自分自身を見つめることはとても大切だと思った。
・NLPの考え方を相談業務に生かし、自分、相手、第3者という役割で考えて、自分の思っていることの見方を考えながら、自分の思いも相手の思いも第3者の思いも考えながら行動したい。
・どれかに偏るとうまくいってない状態。バランスが大事だとわかった。
・相手の立場に立つと自分の抱えている問題が小さく思えてきた。相手の立場に立つと意地悪で怒っているのではなく、愛があるから怒っていることに気づいた。自分の気持ちも大事だが冷静になって考え直すことで、別の考え方がでてきた。
・行う前は、腹が立つ人側になっても言う言葉がないと思っていたが、いざその立場に立つと不思議とスラスラ言葉が出た。結果お互いが悪いとわかった。
・「悩み」は出口がないから悩み。本当だと思った。いつも考え事をする時は、「自分」目線でしか物事を見ていない。ポジションを変えることで、自分の非が見えてきたり、改善すべき点が見えてきた。視点を変えるとこんなに感じ方が変わることに驚いた。この方法を使うとただ悩みをグルグルするだけでなく、具体的な解決へ向かっていけるかもしれないと思った。
言魂
・言葉は魔法!!人の気持ちを良くすることもあれば悪くすることもある。声のトーンや目線の違いだけでも大きく人間関係や態度を左右させることがわかった。
・一番好きな内容だった。「自分をいじめる言葉を何度も自分の中で繰り返すのではなく、自分を温めてくれる言葉達をポケットにしのばせて、辛い時こそそっと取り出す」自分にとって居心地の良い言葉を思い出して実践します。病院実習が始まれば、きっと言魂に私は救われる予感がする。
・傷つく言葉を一番多くかけるのは誰かを知ったので、自分を否定するような言葉をかけるのは止めようと思った。
・一日1回でも「ありがとう」「うれしいな」を使う。また、認める褒めるを意識して実行することをあらたな目標にしていきたい。
・一番印象に残った。人は人によって傷つけられることはない。自分を傷つけるのは自分。自分に当てはまりすぎて怖かった。私は、自己否定が強すぎるためか「どうせ」という言葉や自分を卑下する言葉が多い。そんな自分の言葉が自分を傷つけているなど思ったこともなかった。今回のセミナーでその事に気づけたことは、私にとって大きな成果になった。言葉かけによって水がおいしくなる話。私も同じようなことを何か月も前から始めていた。まったく同じ条件のお米を入れている。左は一切無視を決め込むようだ。右は「ありがとう」「愛しています」などと声をかけていました。差は一目瞭然だった。怖いほどはっきりした結果です。言葉のもつすごい力を実感しているのに、それが自分自身に言えることだと気づいていなかった。自分にも、我が子にも、将来出会う患者様にも、言魂の力を持って接したい。まずは、いつも一緒にいる自分へいい影響を与える言葉をかけてあげられるようになりたい。そうしていくうちに、肯定的な言葉をたくさん発する習慣がついてくるかもと思った。(写真付き)
スポンサーシップ
・言葉がけによって心が温かくなった。素敵だなと思った。言葉の力の大きさに感動した。
・お互いに言い合った後、言う前よりも親近感がわいた、スポンサーシップの言葉はお互いを認め合い、意欲が芽生えるように思った。
・相手(他人)をサポートすることは、相手の中にある価値を見出すことが大事
リフレーム
・新しい見方がみつかりました。グルグル回っている悩みを違う意味に変えると相手の意識が変わりました笑顔になり悩みのグルグルを断ち切ることができた。
・とても心に残った。ポジティブに言いかえると、人は前向きになりラポールを築くきっかけになった。
ニューロロジカルレベル
・伝え方でこんなに受け取り方が変わることに驚いた。「私」が「相手」に対して思うことを伝えるのではなく、「環境」における「相手」がどうであるか悟す。「言い方ひとつ」本当に大切だなと思った。
アウトカム
・はっきりとしたイメージを描き目標を持たなければ目標にたどり着くことはできない。スキルシートを用いて自分の未来を想像することで今やらなくてはいけないこと、小さな目標がたくさんできた。
・今まで29年間特に目標なしにだらだらと生きてきた。何かをやろうとしてできなかったのは、しっかり目標設定をしなかったからなんだろう。自分が自分を信じなければ目標も叶わない。「いつか○○できたらいいなと思うだけで生きてきた結果私にはできることが何ひとつない。これから目標を持ち、それに向かい前進できるように取り組んでいこう。まずは学校卒業。コミュニケーションの取り方ひとつで人生が変わる。
・手に入れたいと本当に望み、そのために何が必要か、何が止めているか、いつまでに何をするのかを具体的に考えて行くと、手に絶対入らないものでも手に入る気がする。そのための努力ができる気がした。
・目標を持つ大切さが理解できた。右脳でなりたい自分をイメージして日々の勉強、課題を行い目標に近づいて行きたい。
・アウトカムがぼやけていると行動に移しようがないことがわかった。毎朝アウトカムを決めようと思う
・自分の目標を相手から質問されることにより、自分のすべきことや状況進むべき道を改めて確認できた
今後の在り方
・ラポールを意識して人と接します。私のとっつきにくい感じは、そういった顔立ちに生まれたから仕方ないと半分思っていましたが、自分がかもしだしていたのかなと思い始めた。
・アウトカムを設定します。セミナーの時は具体的に描けなかったので、もう一度自分の中で熟慮し、この アウトカムと言魂を持ち、ラポールを大切にして、病院実習に臨みます。
・マイナスなことは改善点だけ考えそれ以上悩まない。マイナスナ会話の時には、聞く姿勢を大切にして感情移入しすぎない。マイナスな事は意味づけを変えてプラスに考える。
・コンビニの「感じの良い店員」のように患者様に感じてもらえるように人を思いやり、心が通じ合う看護師になりたい。
・感動したこと楽しかったことをポケットに入れて、勇気の原動力にしていきたい。
・患者様の中には、体が動かせない、声が出せないなどコミュニケーションを取るうえで困難な方が多いと思う。そんな状態でも必ずコミュニケーションのサインを出されているのだと思う。どんな小さなサインも見逃さない、患者様をしっかり見れる看護師になり、ラポールを築けるようになります。
・天皇陛下、皇后陛下が被災地で涙を流さず、被災者の目を見てしっかり握手されている話を聞き、涙を流せば会話がなくても気持ちが伝わるが、それは自分の感情であって、相手を勇気づける涙ではない。相手の思いを受け止め共感し、相手に勇気を与えられる自分になりたい。
・私は緊張する時「自分が恥ずかしい」と思っていたので、そこから卒業して相手をきちんと見ることができるよう看護の目線を実習で鍛えたい。
・わかば園の利用者の方は、言葉ではない「声なき声」を発しておられるが、それを読み取る力は今はない弱い聴覚と視覚を鍛えていきたい。
施設見学
・障害を持っておられる方は「弱くて守られる存在」ではなくエネルギーを持った強い人だと知った。施設で過ごされている方、看護師や他職種の方のほとんどが笑顔だった。
・「あれはダメ、これはダメ」と制限するのでは豊かな生活は送れない。その人らしいその人なりの生活の支援を行うかが重要だとわかった。
・言葉で訴えられない方に対して、細かなサインを見逃さないため、日々の状態を知り、手、目の動き、筋肉の緊張、呼吸の状態、声の調子の変化に対しての観察力をつけることが大切だと知った。
・失った機能だけに注目せず、できることに価値を見いだせるように支援されていた。
・看護は何をするのかイメージできた。
その他
・人の不幸は幸せがあったから気づく
・普段あまり話すことがない人と話した。楽しくその人に対しての良いイメージが増えた。
・2日間クラスのみんなと話すことで、目で見て話すことが増え、緊張しにくくなった。
・自分を元気にするために「ほにゃらら」をもっと使おうと思った。
・どうすれば相手との距離が縮められるかわかった。